2009年12月14日 (月)

冬の光景

早くも12月も中旬。あと10日でクリスマスです。この季節になると、我が家の庭には漬け物用の大根や白菜を干します。この光景が見られると冬が来たなぁと思うのです。大根を干し始めて2〜3日すると大根が少しずつ反り返り出して、真っ白だったものが何となくクリーム色っぽくなってきます。そんな状態の大根を太陽の光が透ける角度で見てみると、大根が優しく輝いているように感じます。毎日、朝になると大根を干して夕方になるとしまうのですが、しまうときの大根は冷たくてまるで氷のようです。毎日干すことで美味しくなるのだから冷たくてもガマンしないといけないのですが、太陽の光と風に当てることで美味しくなるなんて自然の力って凄いものですね。


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2009年10月 1日 (木)

アケビ泥棒

庭にアケビの実がたくさん生りました。でも今年は皮の色が紫色に色付く前に口が開いてしまっています。今夏は夏らしく暑い日があまり続かなく、ハッキリしない天気が多かったような気がしますが、そのようなことが影響しているのでしょうか?

やっとアケビの実が食べられる状態になったと思ったら、実の裏側に穴が空いているものがあることに気が付き不思議に思っていました。何で穴があいたのか時々アケビが生っている場所を気にして見ていたら、カラスが実を突いているところを目撃してしまいました。思わずカラスを追い払ったら器用に実を1つもいで飛んで行ってしまったのです。どうやってクチバシだけで実をもいだのでしょう?


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2009年9月25日 (金)

栗・あけび・イチジク

秋は美味しい物がたくさん収穫できる季節です。私が子どもの頃は自宅の周辺にも栗林がたくさんあって山栗も取れたのですが、この頃は雑木林も少なくなり、たくさんあった栗畑も宅地化されて少なくなってしまいました。栗畑の側を通ると道路に落ちた栗を拾わせてくれることがあって、ポケットに大きな栗を詰めて持って帰った思い出があります。今でも通りすがりに栗のイガが口を開けている姿が見ると、子どもの頃、栗拾いをしたときのことを思い出したりします。

我が家では栗が手に入ると渋皮煮と栗ご飯にして食べます。新米と栗で作る栗ご飯は何とも言えない秋の味です。渋皮煮もエラく手間が掛かる料理ですが、これも秋になると楽しみになる味の1つです。アケビは東北地方では肉を詰めて炒めて食べたりするそうですが、私はそのまま白い部分を食べます。種を吐き出すのが面倒なのですが、白い部分が甘いミルク味のような感じで美味しいものです。

イチジクは実の外側が赤紫と黄緑色のコントラスト、割ってみると中身が赤紫色と白の模様でとても綺麗で、食べても程よい甘味で美味しいものです。昔は我が家にもイチジクの木があったのですが、シロスジカミキリやゴマダラカミキリに棲み着かれて枯れてしまいました。そういえば最近はシロスジミキリを見掛けなくなったような気がします。以前は夜になると網戸に止まっているカミキリを良く見掛けたのですが、今年は一度も出会ってません。どこかで元気に暮らしいるのでしょうか?


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2009年7月 4日 (土)

赤く色付いた青梅

今年も梅干しを作る季節がやってきました。今年は梅の出来が良かったようで、粒が大きくしっかりしているように感じました。そんな青い梅を1つ1つ洗って拭いていたら、まるでブラムのように赤く色付いているものがいくつもあったのですが、青い梅に囲まれた中で赤く色付いているものを見つけると、赤い色がひと際引き立って何だかとっても綺麗で、思わず作業を中断して写真を撮ってしまいました。


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2009年5月25日 (月)

ハマグリ

子どもの頃、潮干狩りと言えばコタマガイをを獲ることで、ハマグリは滅多に獲れないものという印象がありました。ところが最近は魚屋さんや市場でもコタマガイを見ることが少なく、アサリばかりが目立つようになった気がします。

茨城のハマグリと言えばチョウセンハマグリという外海の砂浜に生息する貝のことです。名前にチョウセンと付くので中国や朝鮮半島から輸入したものと思いがちですが、これは間違いで鹿島灘に自生する在来種のハマグリなのです。中国や朝鮮半島から輸入したものはシナハマグリと言います。

光沢が少なく、くすんだ灰色の地に胡麻斑が多く出て、殻の両端の伸び具合がほぼ同じものがシナハマグリで、光沢があって斑紋が多様で、殻の後端(水管が出る方)がやや伸びるのがハマグリと言われています。さて写真のハマグリはどちらでしょう?

最近は潮干狩り場に輸入されたシナハマグリが撒かれることが多く、撒かれたシナハマグリが在来のハマグリと交雑して遺伝子交雑を引き起こしている可能性があると言われたり、国内の海に輸入したアサリを撒いたことによって、アサリに付着していた国内には殆ど生息していないアサリの天敵がアチコチに繁殖して問題になっています。

在来種と外来種の交雑、地域性の混雑を考慮しない放流は生態系や生物多様性の破壊に繋がる可能性があります。潮干狩りを楽しむことも自然に親しむ手段の1つですが、そのために自然を破壊してしまっては意味がありません。自然は簡単な足し算・引き算で成り立っているわけではなく、複雑な繋がりがあって成り立っているものだということを忘れないで欲しいです。


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問題の答え=写真はシナハマグリです。

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2009年1月11日 (日)

福来ミカン

茨城県は北方系の植物と南方系の植物の境で、両方の植物が生息する面白い地域になっています。農作物をみても寒い地域で採れるリンゴと、暖かい地域で採れるミカンやお茶が採れるのことが、これらの特徴を表していることがわかると思います。

筑波山の南西側にある酒寄地区はミカンが採れる北限地域と言われています。この地域では福来(ふくれ)ミカンと言う直径3センチ程度の可愛らしいミカンが栽培されています。写真の左側の小さなミカンが福来(ふくれ)ミカンで、右側は普通の温州ミカンです。福来(ふくれ)ミカンは一口で丸ごと食べられてしまうくらいの大きさです。それでも香りがとても良いので、皮が七色唐辛子の材料としても珍重されています。


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2009年1月 7日 (水)

七草粥

今日は七草粥を食べる日です。七草粥は春の七草(セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ)を入れたお粥のことで、このお粥を食べることには、お正月料理を食べて疲れた胃を休めて、野菜が乏しい冬に不足しがちな栄養素を補うという意味と、邪気を払い万病を除く占いとして食べる意味があります。

子どもの頃は、母に連れられ近所の谷津田や土手に行ってセリやペンペングサなどを摘んで七草粥を作ってもらいましたが、この頃は安心して七草を摘むことができる場所も少なくなり、なかなかこのような楽しみを味わうことができません。そのうち野草摘みという言葉も使われなくなってしまい、土鍋の蓋を開けたときに香る春の七草の香りを知らない人が増えてしまうのかと思うと寂しいです。

昨日スーパーに行ったらパック詰めされた七草が398円で売っていて、今は野草まで店で買う時代なのかと思っていたら、今日のテレビでは若い女性タレントが道端に生えている野草を何でも7種類入れたお粥が七草粥だなんて言っていてガックリしました。野草の中には食べられないものもあるのに、このタレントさんは今までお腹を壊したことがなかったのでしょうか?

ちなみに、春の七草を現在の言葉に直すと、

セリ(セリ科)、ペンペン草(アブラナ科)、ハハコグサ(キク科)、ハコベ(ナデシコ科)、コオニタビラコ(キク科)、カブ(アブラナ科)、大根(アブラナ科)となります。ホトケノザはシソ科のホトケノザではなく、キク科のコオニタビラコのことなので間違えないようにしてください。


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2008年12月21日 (日)

柚子

今日は二十四節気の一つの冬至で、北半球では太陽の高さが一年中で最も低くなり、昼が一年中で一番短く、逆に夜が一番長くなる日です。冬至の日にはかぼちゃを食べて柚子湯に入る習慣がありますが、これは緑黄色野菜が不足するこの時期にビタミンやカロチンを補給して風邪などへの抵抗力をつけるという意味があります。今年は既にインフルエンザが流行しているらしいので、かぼちゃや柚子を食べてしっかり予防しましょう。

ある動物園で猿山の温泉に柚子を入れたら、猿は温泉に入らずに温泉に浮いた柚子を取って、あっという間に全部食べてしまったそうです。柚子はみかんと違って酸味が強いと思うのですが、猿たちはお気に入りの様子。猿たちもこの時期はビタミンを補給したくなるのでしょうか?


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2008年10月18日 (土)

黒米と緑米の稲穂

6月に田植えをした田んぼの稲刈りと稲架(はさ)がけをしてきました。写真の真っ黒の稲穂は緑米です。アップにしてみると稲穂の1粒1粒が黒くて、表面に生えている白い毛が陽射しを浴びてキラキラ輝いていて綺麗だったのですが、稲穂は黄金色という先入観があるので、このように黒い稲穂が並んでいる光景というのは、ちょっと不思議な感じがします。


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2008年9月29日 (月)

人為的な生物の交雑問題

茨城県の那珂川や久慈川は鮎が釣れることで有名で、鮎釣りが解禁されると太公望の姿がアチコチで見られます。ところが鮎釣りのポイントとして人気がある場所でも、川に堰が作られたことなどによる影響で天然鮎の遡上数が減ってしまい、養殖した鮎を放流しているところがありるのですが、その場所では、この数年カワウが増えて大きな問題になっています。カワウは鮎を狙って川岸の木に群がり、木の枝が雪が積もったかのように糞で白くなってみえます。糞が白く張り付くことで木は枯れるし、夏には異臭がしたり乾燥した糞が風に乗って飛ぶなど深刻な問題になっています。ならば鮎の放流をやめればカワウがいなくなるのではないかと言うことになるのですが、鮎の放流をやめれば観光や漁業に影響が出る。では、川に堰を作らなければ良かったのではと言えば、堰を作らなければ水害に悩まされたり、農地の水不足の問題が出てくるのです。このような問題を抱えた現場を見ていると、地域性の交雑や自然種と養殖種の交雑が鮎や自然に与える影響を考えているのか、単に人の都合だけを考えて自然を変え続けたために自然環境を歪めてしまい、このような事になってしまったのではないかと思えてきます。

鮎に詳しい人は、天然鮎と養殖された鮎を見た目で見分けられると言います。養殖された鮎は餌が豊富に与えられているので肉付きが良く、川を遡上する必要がないのでヒレが不自然に大きくなるのだそうです。言われて見ればもっともな理由で納得できるのですが、一番大きな違いは尾の近くにある豆ヒレの色で、天然物は小豆色なのに養殖物は黒い色をしているそうです。

このような天然物と養殖物の違いは言われなければ分らない程度のもので、たいした事はないと思うかもしれませんが、実は単に見た目や味が違うだけでなく、生態系や習性などにも大きな影響があると言われていて、最近は生物の地域性や遺伝子の撹乱を防ぐために、安易に他所から持って来た生物や人工飼育した生物を自然に放してはいけないと言われるようになりました。これは鮎だけの問題ではなく、各地で環境保護とか自然再生事業などと言いながら人工飼育したホタルを放流していることにも言えることです。少し前には外国から輸入した貝を国内の海岸に放したことによって、今まで国内の海には生息していなかった貝の天敵が繁殖してしまい大変な事になったことが話題になりました。これは放流した貝に天敵を付着していることに気が付かずに放流したことが原因で起きたのですが、これも人為的な放流が起こした問題の1つなのです。

このように人が自然に何らかの生物を加えれば、その影響が必ず加えられた生物や生物を放した環境、そこに自生している生物に現われるものなのです。逆にある種の生物を取り除けば同じように周囲にいた他の生物にも影響が出るのです。自然に加える物が生物であってもこのような影響があるのですから、人工的な物を加えればもっと影響が大きくなるのは当然のことです。このような事例をもっと真剣に考えないと、本当の意味での自然保護・自然の再生にはならないのではないでしょうか。


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